おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる10年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

労働者災害補償保険の概略(2)

昨日に続いて労働者災害補償保険法について書きます。


今日はどのような補償があるのか触れたいと思います。


まず、業務上のけが、疾病、などが起きた場合、治癒するまで労働者は無償で(治療費は労災保険の管掌者である政府がもつ)治療を受けられます。退職したとしても同一の疾病に関しては同様に治療が受けられます。但し、都道府県労働局長の指定する病院(労災指定病院)で治療を受けなくてはいけません。緊急でやむを得ず指定病院以外で治療を受けた場合は現金で治療費が支給されます。


同一の傷病が一度治って再発した場合も同様に治療を受けることができます。

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労働者災害補償保険の概略(1)

22日に「製造現場で横行する労災隠し」という記事を書きましたが、労災保険法について概略を書いてみたいと思います。


正しくは労働者災害補償保険法といいますが、昭和22年の施行です。労働基準法では、業務上の災害について事業主の責任で労働者に補償することが規定されています。大きな事故などの場合事業主も負担が大変になりますし、補償がされないと労働者が泣く羽目になりますから、そのようなことを避けるためにできた法律だと思われます。


業務上または、通勤による労働者のけがや病気、死亡等に対する補償が主な目的です。わかりやすくするためにQ&A方式で書いてみます。

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生活保護がもらえない!

昨日、NHK教育テレビで生活保護についての番組を見ました。(福祉ネットワーク)


生活保護世帯が何世帯あるか?というのが、以前に社労士試験の選択式社一で問われたことがありました。「こういうの出すかねー」と不評な問題でした。生活保護についても社労士の守備範囲に入るのですね。


現在生活保護世帯は100万世帯を超えました。1995年ぐらいから増えだし、10年で1.6倍になったそうです。受給者は主に高齢者、母子家庭などですが、いわゆるワーキングプア(ほぼフルタイムで働いているのに、生活保護世帯並みかそれ以下の収入しかない)と言われる人たちが少しづつふえているそうです。

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続雇用継続給付を上手に利用する

以前に60歳以上の方の雇用継続給付について記事にしました。


今日は同じ雇用継続給付で育児休業について書いてみたいと思います。少子高齢化は時代のキーワードだと思いますので、私たち社労士は営業ツールとしても育児休業等を少子化抑制の一つの策として認識する必要があると思います。

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社労士試験合格 その後

今の時期、社労士試験に合格したもののこれからどうしようと思っている方もいらっしゃると思います。参考になるかどうかわかりませんが、私と私の友人のことなど書いてみたいと思います。


私自身は、合格まで1、2年頑張れば受かるだろうと思っていた試験でしたが、科目ごとの基準点の壁に泣かされ、結局3年も費やしてしまいました。それでも、1年目から総合点では合格ラインを超えていましたから、実力的には合格者と遜色はないという自負は持っていました。


落とすための「落とし穴」的問題にうんざりして、とにかく3年目にだめだったらもう受験はやめようと決めていました。それが、3年目は自分でもあっけないぐらい簡単に合格してしまったのです。

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落ち葉の思い出

街の街路樹が色づいて落ち葉の季節となりました。


私が子供の頃住んでいた家の庭にはイチョウの木が3本ありました。黄色く色づき始めると少しづつ葉が落ち始めます。紅葉というのはきれいなのですが、住宅街では、その後の落ち葉はちょっと厄介です。


そのイチョウの木は隣家との境の塀に沿って3本立っていましたから、落ち葉はお隣の庭にも容赦なく降り注ぎました。隣の庭に入って掃除するわけにもいかず、母はいつも落ち葉の季節になると恐縮してお隣のおばあちゃんに謝っていました。

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国民年金保険料の「天引き」

厚生労働省は、厚生年金に加入していないパート労働者の国民年金保険料の給料からの「天引き」を検討しているそうです。http://news.goo.ne.jp/article/asahi/life/K2006112104580.html


将来、無年金や低年金になる人を減らすとともに、低迷する納付率を上げたいとの思惑があるらしいです。国民年金保険料は2005年度の納付率が67.1%と低迷していて、納付率を上げるために本人の了解もなく勝手に免除申請の書類を作成したりしたことが問題になったばかりですよね。

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社労士の営業活動制限は独占禁止法違反

これからの営業活動をどうしようかと考え中です。


社労士向けの雑誌を読んでいたら、営業活動について先輩社労士から苦情を言われた方の体験談が載っていました。(「SR」第3号25ページ)


3年ぐらい前の話のようですが、40代のM氏が「社会保険料を削減しませんか!」という過激なタイトルのダイレクトメールを送ったところ、その企業の顧問社労士から業務侵害との苦情の電話がきたとのことです。「どこの企業にどの社労士が関与しているかわからない状態でDMを出したぐらいで業務侵害になるわけがない」と反論しましたが、M氏は県社労士会の「監察綱紀委員会」から呼び出し状を受けることとなったのです。

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製造現場で横行する労災隠し

昨日、NHKの「クローズアップ現代」で、製造現場での労災隠しについてのレポートがありました。http://www.nhk.or.jp/gendai/


例として、派遣会社から派遣されてスーパーで働く女性が業務上のけがをしたのに、休憩時間中のけがとして処理され、労災とはならなかった、とか、大手電機メーカーの工場で請負社員として働く男性が、業務中に踏み台から転落して肋骨を骨折したけがについて、全く別の場所の別の会社の倉庫でけがをしたことにする(「労災とばし」というらしいです)というようなことが挙げられていました。

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社労士試験の「1点の壁」

朝、ふとんから出るのが辛い季節となりました。


目覚まし時計が鳴った後も、「このままぬくぬく寝ていたいな」とウトウトしていると、社労士試験の夢をみてしまいました。


午前中の試験が終わり、これから午後の試験が始まるというシチュエーションです。ところが現実の今の状況の私と重なっていますから、「そういえばここのところ問題集なんて全然やってない。受験勉強なんてしてないよ」と急に不安になって、試験場へ入る前にいやな気分になったところで目が覚めました。


 

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雇用継続給付を上手に利用する

以前に商工会議所で労務・年金相談をやらせていただきましたが、雇用継続給付が以外と知られていないと感じました。


特に、改正高年齢者雇用安定法により、65歳までの雇用が義務付けられたため、60歳から65歳まで働く方が今後増えると思われます。その時に雇用保険の高年齢雇用継続給付を上手に利用して、少なくなった(だいたい60歳を過ぎると給与が下がる)給料を補填する策を講じていただきたいと思います。

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「小が大をのみこむ」買収

以前に何度か「偽装請負」について記事にしました。


「偽装請負」を繰り返していたとして、大阪労働局から業務停止命令を受けた会社を子会社に持つ人材派遣会社クリスタルが、同じく人材派遣会社グッドウィルに身売りをしたとの報道がありました。http://www.asahi.com/business/update/1118/033.html


クリスタルは業界最大手で売上高6000億円、一方グッドウィルは2000億円に満たないそうです。「小が大をのむ」格好になったと報じられています。「偽装請負」という法令違反で急成長したものの、結局それが原因で会社を身売りせざるを得なくなったわけです。


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「永遠平和のために」とチャップリン

本棚を整理していたら「永遠平和のために」という文庫本が出てきました。


以前に大学で倫理学を勉強した時、参考文献に指定されていて興味深く読んだことを思い出しました。


1795年に哲学者のカントが、世界に恒久の平和をもたらすためにはどうしたらよいかと考察したものです。さらっと目を通しながら、何故か2.3日前にNHKで放送されたチャップリンのNGフィルムについての番組が頭に浮かびました。

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遺族厚生年金の概略について

昨日の続きで遺族厚生年金について概略を書いてみます。


厚生年金ですから、会社員や会社員だった方、正確には厚生年金の被保険者か被保険者だった方が亡くなった時にその遺族に支給される年金です。次の要件があります。


1.厚生年金保険の被保険者である間に死亡した時


2.厚生年金の被保険者である間に初診日がある病気やけがが原因で初診日から5年以内に死亡した時


3.障害厚生年金(1級と2級)を受けている方が死亡した時


4.老齢厚生年金の受給権者または老齢厚生年金を受けるために必要な加入期間の条件を満たしている方が死亡した時


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遺族年金1400万円の未払い発覚

昨日、遺族年金1400万円の未払いについて、社会保険庁から発表があったとの報道がありました。


自分の厚生年金(56万円)を受給していた1927年生まれの女性が、1994年に同じく厚生年金を受給していた夫が亡くなり、遺族年金(168万円)と自分の年金のどちらをとるか選択するため、届出をしたにもかかわらず(当然多い方を選ぶ)、社会保険庁のミスで従来どおりの年金が支払われ続けたというものです。


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ほんのちょっぴりリニューアル

私のブログにニュースと天気予報を追加しました。


サイドバーのカレンダーの下です。お暇な方は見て下さい。ニュースの項目をクリックして開くと、情報源がロイターや朝日に混じって北海道新聞や、河北新報社、新潟日報など地方紙が結構出てきます。それはそれでおもしろいかなと思っています。


始めてから二ヶ月ほどたちましたが、画面が自分で見てマンネリ化してくるんですね(どうしても毎日見てますから)。ちょうど慣れてきたところなので、テンプレートをすっかり変える勇気もなく、でも、ちょっぴりぐらいリニューアルしたいと思って、管理者ページのプラグインの設定を調べてみたら、ニュースと天気予報があったので、追加してみました。

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次世代育成支援対策推進法

次世代育成支援対策推進法という法律があります。


名前から想像がつくと思いますが、少子化対策のための法律です。平成15年から段階的に施行されていますが、先週出席した県会の研修会でも、労働局の事務官の方から説明がありました。


市町村や都府県についても子育て支援についての行動計画の策定を求めていますが、一般事業主にも行動計画の策定を義務付けています。(労働者数301人以上の事業所、300人以下の事業所については努力義務)


厚生労働省のHPに届出状況が載っていますが、今年3月末現在で届出率99.1パーセントと、以外?と高いです。企業が少子化についてやはり危機感を持っているのでしょうか。行動計画そのものではなく、行動計画を策定したということを届け出ればよいという比較的ハードルが低いものだからかもしれません。

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入りたくなる会社

残業なし、育児休業3年、ノルマなし、年間休日140日、そんな会社があったら入りたいですか?


岐阜県にある電気工事の資材を扱うM工業という会社が新聞に紹介されていました。新聞記事が検索で見つけられなかったので、ウェブ上でみつけたものを載せておきます。http://www.doit-fun.jp/basket/goods_detail.php?id=1_106


創業者(1965年創業)で現在の相談役は倹約家でも知られます。蛍光灯には社員の名札をつけ、こまめに消すことを奨励、「印刷代がもったいない」と食堂の食券をやめ、自己申告に変えました。

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続Web2.0で何が変わる?

昨日の続きです。


講師の方は振興IT企業の事業企画部長、といっても30歳を超えたばかりということは昨日も書きましたね。


その会社の社長は何と28歳だそうです。「生まれたときからパソコンがあるような世代で私もちょっとついていけないところがあります。」なんてまだまだお若い講師の方がおっしゃっているのを聞くと、おばさんちょっと頭がくらくらしました。


 

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Web2.0になって何が変わる?

昨日、私も会員になっている地元の商工会議所で「インターネット社会の変革」というセミナーがあり、私も参加させていただきました。


講師の方は、多分たいていの方は名前を聞いたことのある新興IT企業の事業企画部長の方です。と言っても1974年生まれと言うことですから、30歳を超えたばかりで私の息子と近い世代の方です。


私は、梅田望夫氏の「ウェブ進化論」という本を読んでいたので、講師の方のお話をとても興味深く拝聴することができました。

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社労士試験の合格発表

今日は第38回社会保険労務士試験の合格発表がありました。


合格なさった方おめでとうございます!!是非この資格を今後に活かしてご活躍なさいますことをお祈り致します。


不幸にして不合格だった方、是非あきらめないで勉強を続けていただきたいと思います。落ち着いたら、ご自分の欠点などを分析して来年に備えていただきたいと思います。


試験センターのHP には合格者の受験番号の他に合格基準点、解答、受験地ごとの受験者数と合格者数、合格者の年齢や職業別割合などが掲載されました。

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いじめ自殺に思うこと

最近のいじめ自殺報道には本当に胸が痛みます。


人生のとばくちに立っただけの若い少年、少女が何故自ら命を絶たなければならないのか。


「もっと強くなれ」と言うのは簡単ですが、彼ら彼女らにはそれしか自分を主張する方法がなかったのでしょう。精一杯の自己主張が死ぬことでは悲し過ぎます。彼ら彼女らは一様に「お父さん、お母さんごめんなさい、こうするしかなかった」というようなことを書き残しています。

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熱をだして仕事を休む

昨日健康保険法改正のことで文句を言っていたら、自分が熱を出してしまいました。


昨晩から夜にかけて、寒気がしてその後身体が熱くなって熱いのに汗を全然かかない、指の関節がジンジンするなど、高熱が出る前触れ症状が現れました。38度3分まで上がったところで解熱剤を飲んで、ウンウンうなりながら寝てました。

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医療保険の改正

二日連続で社労士会の行事の話題です。


昨日、私の所属する県会の研修会がありました。健康保険法の改正についてと、次世代育成支援対策推進法などについて、行政(社会保険事務所と県労働局)の担当者の説明がありました。また、ある支部の方達のいわばロールプレイとも言うべき、社会保険審査会の様子などが紹介されました。

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地域フェアでの年金相談

昨日、私の所属する支部の地元で「ふれあいフェア」という市民祭りがありました。守衛さんの話では1万5千人ぐらい集まったとのことでしたので、限られた範囲の地域のお祭りにしてはにぎやかだったと思います。


社労士会からも年金相談のブースを出すということで、私もお手伝いに行って来ました。「ベテランの先生の受け答えをそばで聞いているだけで勉強になるので、新入会員の方は是非来て勉強してください」と、この前の支部会でお話があったからです。


ブースの位置がはずれの方だったせいか、あまり盛況とはいえませんでしたが、30人近い方が相談に見えました。

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年功序列の光と影

「若者はなぜ3年で辞めるのか?」http://www.kobunsha.com/top.htmlという本を読みました。


誰もが(一部の人かもしれませんが)何となく感じている今の日本の労働市場における問題点を明確に示してくれました。一読に値する本だと思います。

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社労士試験の合格発表

今年の社労士試験の合格発表まで一週間ないんですね。


受験生の皆さんの心境はいかがでしょうか。


私は以前にも書きましたが、昨年は予備校の解答速報などで合格できそうな点数だということはわかっていました。でも、そうなったらそうなったで、「あたし、マークミスしてなかったかな?」ということがやけに気になり出すから不思議です。

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開業セミナー

開業セミナーについて教えてほしいというコメントをいただきました。


お役にたつかわかりませんが、私が参加した開業セミナーのことについて書いてみたいと思います。


合格してから開業するにあたり、開業した後でわからないことがあった時に教えてもらえるルートを確保しておきたいと思いました。開業セミナーに参加すればそれなりの人脈も得られるだろうと思い、大手予備校の開業セミナーなど見てみましたが、どこも参加費が20万円とか30万円とかでちょっと考えてしまいました。


そんな時、受験生応援のサイトを開いているある社労士さんのHPから、私が参加したセミナーを知りました。

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派遣・請負労働者の労組結成

最近、非正規雇用で働く方たちの現状がメディアでも取り上げられるようになってきました。


特に、製造業の現場では「偽装請負」が問題になってから、労働者自身が声をあげる動きが広がっています。


ある自動車メーカーで業務請負会社から派遣されて働く方たちが結成した労働組合のHP「ガテン系連帯」http://www.gatenkeirentai.net/には、苛酷な現状が記されています。

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行政のパンフレットの間違い

今日、行政のパンフレットの間違いを見つけました。


行政のパンフレットは、なかなかよくできていて営業ツールとして使えるから是非もらっておくようにと教えてくれたのは、開業セミナーの先生でした。


その教えのとおり、開業前の8月の暑い盛りに労働基準監督署、社会保険事務所、ハローワークと回って片っ端からパンフレットをもらって来ました。なるほど、読んでみると確かに各制度の説明などがわかりやすく書かれています。知識の整理にもなるし、もちろん営業ツールにもなると思って大切に保存してあります。

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