おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる10年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

大先輩方の志を感じる

以前にもちらりと書きましたが(参照)、私が所属する社労士会の自主研究会は今年創立30周年を迎えます。
記念誌のようなものを作りましょうという話が持ちあがったことをそのとき書きましたが、先週、現在のリーダー、サブリーダーで編集会議を開き、分担などを決めていよいよ動き出しました。
私は、社労士となってまだたったの9年で古い資料などは何も持っていないのですが、協力してくれる会員にお借りした資料等があり、その中で「お手本」ともいえる埼玉県社会保険労務士会で作った社労士法制度発足から30周年記念誌というものがあります。
そこに当研究会の当時のリーダーや会員が寄稿されていて、いろいろと興味深いことがわかりました。
ところで、「お手本」は、なかなか立派で写真やたくさんの会員の寄稿などがありますが、私にとってはごくありきたりの記念誌という印象で、もちろん、作成するのは大変な時間とエネルギーが必要だったろうと想像ができましすし、これを否定するものではないのですが、はっきり言って読んでそれほど面白いものではありません。
私の中の何かがざわざわしだして、もっと違うものを作りたい、過去を振り返るだけではなく現在から未来を考えるためのものにしたいとか、いろいろと思いがわいてきました。

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秋風に背中を押される

今週に入り、当地はすっかり秋の風情です。
たそがれ時に吹いてくる風など秋風そのもので、昨日は暗くなってから虫の声が聞こえました。
今年は夏の前半すごい猛暑だったので暑さが長引くかと思いきやそうでもなかったなーと、行く夏を見送っています。
ある会社のある規程をつくっているのですが、今まで、たいていの規程はどっかの会社で作ったことがあり、自分が暇なときにも考えたりしていたものがあるので、ちょっと手を入れてすぐたたき台を出せるのですが、その規程は作ったことがない。
書籍、ネット等でひな形はありますが、その会社の条件がユニークなものなので、オリジナルなものを作らなくてはいけません。
今月中に何とかしようと思っていましたが、7月から今月にかけていろいろあって、何となく筆が進まずにいたら、もう来週9月じゃないですか。

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久しぶりに年金法の条文を読む

所属する研究会では、ご縁のある出版社のご依頼によりチームを作って毎月その出版社が発行する出版物の校閲をしています。
私もチームの一員なのですが、お客様向けに様々な情報をお伝えするようなもので、社労士の範疇のことについて、書かれたものに間違いはないか、文章におかしい点はないかなどについて校正作業をしています。
社会保険労務士の守備範囲は非常に広いですから、私もその作業の中で初めて知ることなどがごくたまにあり、勉強になります。
今月、10月から改正される年金関係のことが掲載されていました。
厚生年金保険の資格を得て同じ月に資格を喪失した場合、その後再就職しなければ、国民年金に加入することになり、自営業者等と同じ第1号被保険者となりますが、その月は厚生年金保険料と国民年金の両方を支払わなければならなかったのが、国民年金だけ支払えばよくなるということが掲載されていました。

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ミスをカバーするシステムづくり

社労士としては、「年金」という見出しが新聞に出るとピキーンと反応さざるを得ません。
今朝の朝日新聞には、日本年金機構が発足後5年で1万件を超える未払や過払いなどのミスをしているとの記事が一面トップででています。
年金額に影響したのは総額89億円とあり、すごい数字だなと思いますが、公的年金の総支給額は52兆円余り、受給者は3950万人です。(いずれも厚生労働省の2013年度分の発表)
数字の多寡は金勘定にめっぽう弱い私にはわかりかねますが、朝日新聞によると毎年件数が増え続けているのがちょっと気になります。
ミスの内容が別の面に掲載されていますが、提出書類の確認ミス、裁定(年金を支払うかどうか判断すること)ミス、障害年金の確認漏れなど、複雑な制度に対応できていない場合や、標準報酬月額の桁や死亡年月日をを間違えて入力するなどの入力ミス、遺族年金の加入期間の算定ミスなど、「プロ」らしくないミスが目立ちます。

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誰かがあなたに共感してる

昨日は、社労士会支部の暑気払い宴会があり、私も参加しました。
地元ホテルのレストランでにぎやかで楽しい一時を過ごすことができました。
これらを仕切るのは支部の役員の方で、会社みたいに総務部とか厚生部とかありまして、こういうレクリェーションは厚生部担当です。
私も以前広報部長を務めたことがありますので、役員の皆様のご苦労はよくわかります。感謝の一言です。
さて、宴たけなわも終わりに近づきふと気がついたのですが、会場の隅で「経理部」の役員のお一人が一生懸命領収証の整理などしていらっしゃいました。
「あら、大変なのね、いつもお世話になります」と声をかけたところ、「あっ、豊子さん(鈴木という姓が多いので支部ではこんな感じで呼ばれることも多いです)、私、一度お話ししたかったことがあるんです。以前、〇〇のことで掲示板に投稿してらっしゃいまたよね」とおっしゃいます。

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パートタイマーの雇用管理に関する調査

昨年、記事にした関与先でのパートタイマーの調査ですが(過去記事参照)、今年も調査するとの連絡があったと同じ関与先からメールで知らされたのが先月末ごろです。
お盆休み前に訪問して労働局からの通知を確認させていただきましたが、過去記事にもあるようにこの関与先は雇用管理に問題がないので(私がコンサルタントとしてついてるんですから)、訪問していただく必要はないんですけどねー。
「担当は〇〇さんという人になってます。」とのお話しに、「えっ、〇〇△△さんですか?」と確認しますと、「そうです、そうです」とのことで、社労士会の同じ支部に所属している方でした。
そういえば、〇〇さん労働局にお勤めしてたなー。臨時公務員として非常勤で労働局や労働基準監督署に勤めている会員は結構います。

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「自己保健義務」を考える

開業当時、就業規則を専門にやっていきたいと思い作成のノウハウなど記述した本を随分購入し読みました。中に「自己保健義務」という耳慣れない言葉が書いてあるものがありましたが、内容は自分として納得したので、私が作成する就業規則には必ず条文として入れています。
所属する研究会にこれに関連する原稿を出したのですが、これについて知らない会員もいてちょっと意外でした。それについては、過去記事にも書きました。(参照)
昨日は、日ごろから懇意にしているある会員から「自己保健義務」というのは労働法の専門家の本には見当たらず、まだオーソライズされていないのではないかというメールをいただき、自説を返信したら電話がかかってきて、ひとしきりお話ししたりしました。
確かに、私が「バイブル」的に何かあるとすぐ開く菅野和夫氏の「労働法」(第十版)には、「自己保健義務」について掲載されていません。
しかし、厚生労働省のサイトにも明確に記載されていて(
参照)、労務管理上は「常識」となりつつあるのかなという気がします。
企業側の弁護士さんの書籍には書かれていますし、判例もいくつか出ています。

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語り継いでほしい戦争の記憶

昨日は第二次世界大戦で日本が敗戦してから70年ということで、先週あたりからテレビやラジオで随分戦争についての特集番組がありました。
新聞でも様々な特集記事が掲載されました。
朝日新聞には「安倍談話」全文とともに、「村山談話」全文、「小泉談話」全文が掲載されていて、私もあらためて読んでみました。
長いだけで言葉の使い方に疑問がわき、かつ空疎な感じの安倍談話に比べて、村山談話、小泉談話は非常に平易な言葉でわかりやすく素直な心情を語っているように見えました。
文章というのは、やはり小難しい言葉を使うのではなくわかりやすく、読んだ人の心に入っていけるものがいい文章なんだろうなと感じました。
さて、戦争の特集番組のいくつかを見ましたが、今年は体験者の証言をもとに作られた番組が多くありました。

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ブログ記事を削除する

2012年12月11日ですから、かれこれ3年ほど前の記事なのですが、読者の方から管理人だけに閲覧できる形の長い丁寧なコメントをいただき、間違いを指摘されました。
ある雑誌(記事上では出典を明らかにしています。)に掲載されていた記事の内容をほぼそのまま書き、自分でもそういうものなのかなと思ったことを記事にしていました。
年金の過払い金について、遺族が相続人として年金機構から請求され、それは不当利得として相続人として債務を継承することになるため払わなくてはいけないが、年金機構側のミスでもあり自分の都合いい方法で(長期分割払いなど)支払えばよいという内容のものです。
しかし、年金はそもそも一身専属のものであり、遺族が相続するものではなく、また、行政法上いったん年金の取消等を行い認められない限り、最初の裁定のままのはずであり、死者に対してはそれもできないはずだというご指摘です。
この問題について、日本年金機構の見解は明らかではないということで、記事は削除しました。
私の不明により雑誌記事をそのまま掲載してしまったことについて、お詫びします。
な〇ちゃんさん、ご指摘ありがとうございます。
この問題について、私自身勉強不足のため、年金に詳しい社労士仲間等に教えてもらうなどして勉強していきたいと思います。
管理人だけに閲覧可能のコメントをいただくと、お返事のしようがないのでブログ上でお答え致します。
コメントありがとうございました。

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原発再稼働が何故必要か説明が必要

昨日は、東日本大震災で亡くなった方のいわゆる「月命日」でしたが、政府は原発再稼働を行いました。
正確には、政府が設けた原子力規制委員会が認めることにより、九州電力が稼働させたと言うべきでしょうか。
この夏の全国的な猛暑にもかかわらず電力事情は逼迫することもなく、原発0でも十分やれていたのに、何故再稼働かの明確な説明はありません。事故が起きたときの責任の所在も相変わらずはっきりしません。
安定的な電力の供給とCO2を増やし電気料金が上がる火力発電を減らすためというようなことを言っていますが、未曾有の原発事故から4年間、何をしていたんだと舌うちしたくなる気分です。
それに引き替え、民間企業の節電の努力は大きく特に最近の家電は省エネだと言われます。
当事務所も、夫が自分の仕事場として購入して以来18年がたち、当時から据えつけられていた業務用のエアコンの室外機に異音が出て、年数もたっているし夏場の暑いときに故障しても困ると昨年の終わりに新しくしました。
省エネだから、電気料金安くなりますよと言われていました。

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企業におけるマイナンバー本人確認措置

来年からスタートするマイナンバー制度ですが、今年の10月からは各自治体から本人に12桁の番号が簡易書留により通知されます。
マイナンバーは個人を特定できる番号で、今後、税と社会保障関連の書類の提出などに記載するため、企業はまず、従業員のマイナンバーを教えてもらわなければなりません。
情報もれなどがあると、個人の利益や権利が侵害されますから、法律(行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律)で、取得や管理の仕方などについて規制され、正当な理由なく提供したり盗用すると罰則も課せられます。
企業規模に関係なく、安全かつ適切に管理するよう義務づけられていますから、各企業は社内事情に合わせて規程を作り、全社的に周知して従業員の意識を高めるべきでしょう。
私も関与先の規程案を作りこれから精査していくところです。
そこで、気になったのが、企業における従業員に対する本人確認です。

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HPで全国の方とつながる

私は、ブログだけではなく事務所のHPも公開していまして、そこで判例の解説なども記載しています。
多くは、開業間もない頃、まだ仕事の依頼も少なく時間があったのでどんどん書いているうちにそれなりにまとまったものになり、HPに掲載しています。
時々、そういう記事をお読みになって電話でご相談を受けることがあります。
多くは労働者の方で、HPを見たのですがちょっと教えてくださいというようなお電話が多いです。自分で記事を公開しているのですから、それについて責任を持つのは当たり前と思い、いろいろなご相談にお答えしています。
今朝も、事務所にやってきて座り、PCをつけメールをチェックしている最中にお電話をいただきました。
「〇〇県からなんですが、HPを拝見して、それでちょっとお電話させていただきました」という方で、〇〇県はかなり遠方で、私は行ったことがない所でした。

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若い人を違法状態で働かせる企業

全国的に猛暑が続いているようですが、当地も「右に同じ」です。私のiPhoneに入れているアプリの防災情報が午前中から熱中症注意を呼びかけてきます。
「運動は中止」ですから用がない限りは外出するなということなのかなと思いますが、外出しなくちゃいけないときは仕方がありません。でも、昼間の暑い盛りは心なしか人通りが少ないような気もします。
そんな猛暑の中、昨日は社労士会支部で行っている事業の市民相談の当番で、地元の市役所に行ってきました。
予約で労務相談の方がおひとりいらっしゃると聞いていました。
労務相談は得意分野ですし、たいていのことは大丈夫ですが、意外と年金や健康保健、雇用保険の手続きなどもからんでくる話になる場合がありますから、その種のマニュアル本を持参して暑いさかりの昼下がりに出かけました。

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自主研究会について考える

現在、私の所属する埼玉県社会保険労務士会には、会が公認して毎年助成金を出している研究会が15部会あります。
会員が自分たちの業務に資するための研鑽の場として、任意に同志を募り規程にある一定の基準により認められると正式の公認部会となります。
一番最初は昭和60年11月5部会によりスタートしていますので、この30年でちょうど3倍に増えたことになります。
私が2年前からリーダーを務めている部会も、最初にできた5部会のうちの一つで、先輩方から引き継いで活動を続けています。
各部会のリーダーは、自動的に県社労士会の特別委員会である自主研究部会運営委員会の委員となります。
昨日、今年度最初の委員会が開催され、会長の代理で出席された副会長から私も委員の「委嘱状」をいただきました。

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相続対策のエンディングノートを読む

最近、所属する研究会を通じてご縁のある出版社の編集担当社の方に、「先生、今度うちでこういうエンディングノート作ったんですよ。お送りしますから読んでいただいて感想などお聞かせください。」とお電話があり、5冊お送りいただいたのが先月初め。
その後研究会の例会で4人の会員に「感想教えてね」ということを条件に渡しました。
感想をメールで寄せてくれた会員はただ一人。他の人は忘れてるか、さしたる感想もないかということでしょう。
私もあれこれ日々の業務にまぎれて読む暇がなかったのですが、一応、感想を申し上げなくちゃいけないと思い、本日、朝からじっくりと目を通してみました。

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