おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる10年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

社労士の不当労働行為

当ブログで度々書いていますが、 1人の労働者は弱い立場ですが、団結して労働組合になると「労働組合法」でしっかりと守られ経営者に対抗できます。
同法では組合活動をした労働者に対する解雇その他不利益な取扱いを禁止し、正当な理由なく使用者が団体交渉を拒むことはできないし、労働者が労働組合を結成し活動することについて支配したり介入したりすることも禁止しています。
これらは、総称して「不当労働行為」と呼びます。不当労働行為について労働者側は各都道府県労働委員会に申し立てをすることができ、必要があれば労働委員会が審査をします。
その審査決定について不服があるときは、中央労働委員会にさらに再審査を申し立てることができます。
先週、中央労働委員会がプレスリリースした事案で、会社の顧問社労士が労働者にした言動が会社の行為というべきもので、労働組合法第7条第3号の不当労働行為にあたるとしたものがありました。

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もつべきものは仲間

社労士向けの雑誌にマタニティハラスメント関連の原稿を書かせていただいたことは過去記事にしました(参照)
研究会でともに学ぶいわば勉強仲間のご紹介だったのですが、そのご本人からとてもいい原稿で社労士としての視点もよいとメールをいただきました。「自己PRは嫌でしょうけど、みんなにコピーして配れば参考になると思いますよ」とも書いていただきました。
さすがにそれは、ちょっと。親しい間柄の人ならよいのですが、研究会にも様々な会員がいますので、なんか自慢みたいになるのは私としては本意ではありません。
すると、昨日別の勉強仲間から「読んだよー。いつの間にこんなこと書いてたの。なかなか堂々とした立派な原稿だね」とわさ゜わざお電話をいただきました。
その方は、普段、この雑誌は読んでいないそうですがたまたま別の記事を読みたくて買ったそうです。
目の肥えた?仲間からのそのような感想をいただくのはうれしく励みになります。
当ブログで度々書いていますが、持つべきものは社労士仲間です。

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社労士の情報発信に対する通達

 「社員をうつ病にり患させる方法」等の内容の記事をブログで公に発信したために懲戒処分を受けた社労士については過去記事にしたことがあります(参照)。
最近、その他にも社労士が自分のホームページ等で発信している内容がよろしくないとの苦情が増えているそうで、とうとう厚生労働省労働基準局長並びに大臣官房年金管理審議官より、全国社会保険労務士会連合会会長宛、不適切な発信を防止するようにとの通達が出されました。
先週、所属する県社労士会の研修に行ったときも、会長がご挨拶された際にたとえ少数であっても業界全体に影響を及ぼすので、注意してくださいとのお話しもありました。
私も、自分のブログ、ホームページを開設して、いろいろと発信しているので気をつけなければと思いつつ、過去記事に書いたとおりの思いもあるので、ごくごく微量といってよいのですが、かすかな違和感のようなものも感じました。

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育児のための短時間勤務の難しさ

過去記事にしましたが(過去記事参照)大手化粧品メーカーが、育児のための短時間勤務をしていて、土日や夕方以降の通勤帰りのお客さんが増える時間帯のシフトに入っていなかった社員も今後は入ってもらうように方針転換したことが報道されました。
短時間勤務をしていない社員に負担が偏ること、また、顧客の多い時間帯に接客することで接客のスキルもあがると考えられますが、短時間勤務によりかえってその機会が奪われるというのが理由として挙げられていました。
この事例とちょっと似ているがもう少し複雑な事情が絡んでくる事例について、社労士仲間に意見を求められ、いろいろ考えるところがありました。
守秘義務がありますから事例を直接書くのは控えますが、事務職のように1日の時間帯で特別繁忙の差がないまたは、あっても大きな差異はないというような事業所の場合、短時間勤務の人も集中して仕事をして効率アップを図ることが可能かもしれません。
しかし、お客様を迎えるような商売の場合、特に1日のうち短時間勤務の人が帰った後が最も忙しい事業所となると、ちょっと事情が変わってきます。

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ものを書くことは自分を書くこと?

 開業して2年目ぐらいに私が「こんな記事が書けます」と自分で郵送して売り込んだ出版社がありました。
ほどなく、その会社の経営者向けの雑誌の編集者の方から、当時の労働法関連の法改正について書いてほしいとご依頼いただき、その方が同じ社内の別の雑誌に異動された後も、年に1~2度原稿執筆のご依頼をいただくことがあり、うれしいご縁が続いています。
先月末にある事項(まだ雑誌が発行前なので内緒です)について書いてほしいとメールをいただき、実務として実際に行き当たった経験はなかったのですが、現実の現場の話を知り合いから聞いていて、知識として最近問題になっているということは知っていたので、お引き受けして書かせていただきました。
行政関係から随分資料がでていますし、関連書籍も一応購入してゴールデンウイークに読み込んで、書き始めましたがなかなか筆が進まず、私にしては苦戦してしまいました。
何とか締切3日前にお送りすることができました。先方の趣旨にかなっていなければ修正しないといけないと思っていましたが、意外とあっさり受けてくださいました。今まで、修正依頼があったことも結構あったのですが・・・

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被災者支援のシステムの確立を早くしてほしい

私見ですが、この国に暮らしていると、って外国で暮らしたことがないから正確ではないかもしれませんが、時々全体主義的匂いを感じることがあります。
例えば、選択的夫婦別姓制度がいつまでも進まないときとかです。選択なんだからいいでしょう?嫌な人はしなければいい、やりたい人がやる、なのに、なんでみんなで同じにしないといけないのかな?
大地震の被災者支援も、別に全体主義ではないでしょうが、仮設住宅にしても何故同じ場所にみんなで住まわせられるのかなと思います。
資材はそろったけれど、場所がないというようなことが報道されていました。
効率や費用の問題があるとは思いますが、被災した方の庭に建てるとか近所の空いている場所に小規模に建てるとか、地方なので大規模な土地はなくても小さなスペースは都市部より確保しやすいのではないかなと思います。
現状を知らないので的外れな意見かもしれませんが、地元の業者さんに頼んで建ててもらうということも可能なのではないかと思います。いち早く仕事ができる業者さんにもいいことなのではないでしょうか。 
火事場泥棒が横行しているというようなことも報道されていたので、自宅の庭とか近所にとりあえず仮設住宅を建てて住めれば被災者の方も安心ではないかと思うのです。
個人的には被害のなかった隣接県の公共施設や公的な住宅、観光客が減った旅館などに住まわせてあげればいいのに、何故、そういうシステムをさっさと作らないんだろうと思っていますが・・・。

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マタハラが起きない職場にするために

先週記事にしたマタニティハラスメントについて書かせていただいた雑誌の記事ですが(参照)、2017年1月から施行となる「女性労働者の妊娠、出産に関連して、当該女性労働者の就業環境を害さないようにする管理措置義務」について書かせていただきました。
すでに雑誌が発売となったので、それについて当ブログでもちょっと書いておこうと思います。
この法律改正のきっかけの一つとなったと思われる最高裁判決(
過去記事参照)にも、法律条文にもマタニティハラスメント(以下マタハラとします)という文言は一切使われていません。
しかし、マタハラという文言が数年の間に世間に認知され広まった印象があります。
それは、妊娠・出産を契機として様々な不利益を受けたり、職場で不快な思いをした女性が現実にたくさんいたから、言葉としての力を持って一気に広まったのだと思います。
2012年度に1年間だけ全国社会保険労務士会連合会で行っていた「仕事応援ダイヤル」の相談員として、月に2回夜都内の連合会のビルに行き、3時間ほど相談に応じた経験がありますが、その種のご相談が結構ありました。



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労働契約法は「成長」してる

2008 年3月、労働契約法が施行になった頃だったと思いますが、法律制定に関わった法律学者の先生のお話しを拝聴する機会がありました。
労働者側に有利な条項が経営者サイドからの反対により随分削られたというようなお話しがあり、でも、法律ができたことは非常に大きい。今は小さな法律だけれど、今後の動向次第で大きく成長して重要な法律となる可能性もあるというようなことをおっしゃっていました。
その後、2012年に改正され、有期契約の更新を繰り返し通算5年を超える労働者が申し込めば無期契約に変わることができるなど、企業が対応に追われた改正とともに、期間の定めがあることによる不合理な労働条件の差別禁止条項も追加されました(第20条)。
先週、報道された東京地裁の裁判では初めて労働契約法20条が争点となった裁判の結果がでて、やはり、裁判の場に行くと明文化された法律条文は存在感が大きいなと思いました。

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パートタイマーの社会保険適用拡大

 法律が改正になった頃はまだ当分先だと思っていた「短時間労働者の社会保険適用拡大」ですが、いよいよ今年の10月に迫ってきました。
必要があってそれについて調べたので、ちょっと書いておこうと思います。
適用となる事業所は、現行の基準(常勤で週30時間以上働く人、正社員、パート等含む)で被保険者となっている人が501人以上いる事業所です。
これを「特定適用事業所」と呼ぶことを調べてみて知りました。
新たに対象となる短時間労働者は、特定適用事業所に勤めていて、
①週20時間以上勤務 ②月額賃金88,000円(年収106万円)以上 ③勤務期間が1年以上見込まれる
④学校教育法に規定する学校に在学中の学生(夜学、通信制、休学中除く)でない短時間労働者です。

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電子申請の研修会に行く

ゴールデンウィークもあっという間に終わってしまい、 やろうと思っていたことができていないのでちょっと焦っています。
昨日、所属する社労士会で電子申請に関する研修がありました。
主にこれから電子申請をしようかなという会員のためにということでしたので、私は普段手続き業務はやらないのですが、手続き業務は電子申請でやるのが当たり前ではないかと思っていて、ちゃんと自分の電子証明書は持っています。今後、お客様にお話しすることもあるかもしれないと参加してみました。
労働保険の申告が比較的とっつきやすいとのことで、行政の担当官がみえて説明してくださいました。
そのお話しの中でびっくりしたことがありました。
電子申請で送信したものを受けてそれをチェックするのは、行政担当官、要するに「人」だというのです。
ブラウザがIEに限定されていることにも「へぇー、いまどきIEだけですか」とびっくりしましたが、電子申請したものが、システムによってチャっちゃと電子頭脳がチェックせず、人力頼りというところに大きな疑問を持ちました。

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マタニティハラスメントについて書かせていただきました。

SR42号3皆様は良いゴールデンウィークをお過ごしのことと思います。
私は、半分はダラダラ、半分は仕事をしているうちに終わりそうです。
さて、本日発売の雑誌に今般改正となり、来年1月1日から施行となる女性労働者の妊娠・出産に関連する言動により、当該女性労働者の就業環境が害されないようにする雇用管理措置義務について書かせていただきました。
7ページほどの原稿ですが、いわゆるマタニティハラスメントに関する雇用管理措置についてです。
ある社労士仲間にご紹介いただき、私もいろいろ勉強しながら書かせていただきました。
この雑誌は社労士を対象としている雑誌なので、一般の方向けとはちょっと違うスタンスになり、それはそれで気の張る仕事でした。
読んでくださった方の業務に少しでもお役にたてば幸いです。
今、別の雑誌にご依頼を受けて書き始めた原稿がありますが、こちらは一般の企業が対象の雑誌です。比較的新しいテーマで、資料集めから始めて、ようやく自分なりに理解を深めたところです。
ライターとしての仕事をいただけるのは私にとってはうれしいことです。
初心を忘れずに「一球入魂」で頑張ろうと思います。

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カーネーションを飾る

2016カーネーション2連休も半ば過ぎ、当地は晴天が続いています。
もっとも、今朝早い時間帯に風雨が強かったようですが、私は寝てました。
人込みと行列の嫌いな私はこの時期はなるべく出かけません。
仕事に必要な資料を読んだりする時間に充てます。
この時期に飾る花はやはりカーネーションです。
亡き母を偲んでお花屋さんに行くとついカーネーションを買ってしまいます。
我が家の玄関にもバラやデルフィニウムとアレンジしてピンクのカーネーションを飾りました。
事務所にも同じカーネーションを花瓶に挿しました。
母の日も間近。皆様、親孝行してください。
「いつまでもあると思うな親と金」です。

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夫婦とは?映画や本で考える

 当地は若葉が美しく風もさわやかでゴールデンウィークまっただ中です。
というわけで、法律などとはちょっと離れた記事を書こうかと思います。
先週、「さざなみ」という映画を観ました。
イギリスの都市の郊外で暮らす会社勤めをリタイアした夫と元教師の妻、大きなワンちゃんのいる穏やかな二人だけの老後の生活です。
友人たちを招いての結婚45周年記念パーティを1週間後に控えた月曜日、夫に届いた1通の手紙がまさに妻の心にさざなみをたてていくのですが、ヨーロッパの映画祭で数々の女優賞を受賞して、アカデミー主演女優賞の候補にもなった主役のシャーロットランプリングの顔の表情の作り方が全編で秀逸です。
その分、夫役の俳優も名優らしいのですが、私にはあまり印象に残りませんでした。それだけ、シャーロットが圧倒的な存在感だったのだと思います。
いつも思うのですが、欧米の女優は若返りのための整形なんて一切していなくて、今の自分を堂々とさらしている人が多いのが好感がもてます。
自分の今に自信を持って生きている姿は素敵だなと思います。多分、世の中も若さばかりを求めたりはしないのでしょう。

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