おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる10年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

何故労働法は軽んじられる?

来週、講師を務める足立区の講座のテーマは「知っ得!安心!パートの法律知識」で、パートタイマーで働く人の権利など知っておいていただきたい法律知識についてです。
初めて呼んでいただいた2008年以来ほぼ毎年お声をかけていただいて労働法、社会保険、年金など社労士の守備範囲のお話をさせていただいてきました。
特に、労働法関係は私の得意分野でもあり、講師としてのご縁をとてもうれしく思っています。昨年も、ほぼ同様のテーマでお話したのですが(
過去記事参照)、皆さん、知ってよかったというような感想をいただきました。裏返せば今まで知らなかったということになり、私ももっともっと専門家として知らせる努力をしなくてはいけないと考えています。今年もしっかりと勉強し直してお話をさせていただこうと、あれこれ手持ちの書籍や該当条文を読み直しています。
何故労働者の権利について知らないのか。
「法律なんて守ってたら会社やっていけませんよ」と平気で言うような事業主がいるように、労働法が軽くみられている現状も一因かなと思います。

厚生労働省の調査によると、現在の労働力人口(15歳以上の人のうち働ける状態の人、専業主婦、学生などを除く)は6500万人、そのうち雇用者は5500万人です。
圧倒的な数の雇用されている人がひどい状況になれば、社会全体が立ち行かなくなる可能性だってあります。労働者の権利を確立して保護を徹底するのは社会全体の安定のためにも必要です。
働く人のうちのほとんどを占める雇用されている人、法律でいうところの労働者の保護と権利を規定している、使用者側からいえば義務が規定されている、労働法と言われる法律は、労働基準法をはじめとしてたくさんあります。
しかし、私自身、社労士になる前にそれらを特に意識したことはありませんでした。
遠い昔の会社員時代、労働組合もなかったし(社員会というのはあった)外資系でしたが今考えても良い会社だったということもあるかもしれません。
また、まだまだ終身雇用が当たり前、会社はしっかり社員の面倒を見るというのが世の中の流れだったからかもしれません。

現在、冒頭のような法律を軽視する事業主もいて終身雇用はくずれ、ブラック企業などと呼ばれるよろしくない会社もでてきて、やはり、労働者は持っている権利を行使できるように理論武装した方がよい時代なのだろうと思います。
できれば、高校、大学あたりできちんと若い人に基礎的なことを教えてほしいと思います。
一部の社労士会ではそのような取組を行っているようですが、全国的な広がりとはなっていません。
さて、軽んじられるのは何故かというところに戻りますが、やはり罰則がない、またはあっても実際に実行されたことってあるのかなと思う程度にとどまっているからかもしれません。
私としては、罰則があるから守るというのではなく、守ることが会社の発展につながる、良い人材が集まることにつながるという意識を事業主さんに持っていただきたいと思っています。そういう機会があれば「法令を守るということは会社を守ることにつながるんです」と事業主さんには話していますが、そういう機会がたくさんあるわけではありませんし、理解していただけてないかもと感じることもあり、なかなか難しいと思います。
自分のできることを地道にやっていくということの積み重ねなのだろうと思います。

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