おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる11年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

ルールを守らないことのリスク

企業に対する「コンプライアンス(法令遵守)」が盛んに言われるようになったのはいつごろからだったでしょうか。私が開業登録したのが2006年ですが、その頃には結構目にするようになっていましたから、ここ10数年のうち、2000年代に入った頃からということでしょうか。
様々な企業の法令違反がニュースとなり、ブランドイメージを大きく損ない企業再編をせざるを得ないような企業もありました。
今般の神戸製鋼所のデータ改ざん問題は、一企業にとどまらず多くの納入先の製品にも疑念の目が向けられ、「Maid in Japan」の信用も大きく害してしまうような大事件だと思います。
私も洋服から洋品小物、家庭用品など身の周りの様々な分野で「日本製」と書いてあると安心して買っていた口ですが、このような事件が発覚すると、それはもしかして幻想なのかもしれないと思う気持ちが芽生えてきました。
これは、JAPANブランドの終わりの始まりなのだろうか。

私は、鉄製品のことはよくわかりませんが、安全性には問題がないとする自動車ディーラーの話も報道されていて、データ改ざんが直ちに悪影響を及ぼすわけでもない、だから現場もそれをわかっていてやってしまったというようなことがあるようです。
しかし、法令違反であることは間違いのないことで、実態として世の中に悪影響はないからいいとしていては、何のための法令なのかということになります。
何らかの趣旨があって法令を作っているはずですし、ルールを守らないで利益をあげていたとしたら、ルールを守っている他の会社との公正さも損なわれます。
昨晩のテレビニュースでは、顔を隠して現場で実際に法令違反をしていたとする元社員が語っていました。
現場では、利益と効率をどんどん押しつけられるようになり、利益をあげることだけを強く言われていたそうです。
「利益、利益、利益優先」とするとだいたい変な方向に行くのは世の常のように思います。
とりあえず、ルールを守らないことのリスクは大きいということについて企業は敏感になっていただきたいと思います。
私の関与する労働法にしてもしかりです。最低限のルールすら守らない、または知らない会社もあることに驚くことがあります。

日本の物作りの現場には、利益などより「とにかくいい製品を作る」「いい製品を造れば売れる」と信じてどんどん製品を進化させる、細部にもこだわり、徹底して作りこんでいく人たちがたくさんいるというイメージがあります。
しかし、グローバル競争にさらされ利益と効率を優先させ下請けにもそれを要求する大企業があり、そんな心意気が次第にしぼんでしまうような現場になりつつあるのだろうか。
私には、そういうことは全くわかりませんし、想像とイメージの世界の話でしかないのですが、夫は「もうすぐ中国にも負けるかもね」と冗談半分で言います。
物作りの現場では、とても深刻なことが起きているのだろうか。愛する「日本製」というイメージはどうなってしまうのだろうか。
当地の本日は、昨日に続き、朝から気持ちの良い秋晴れです。気分をすっきりさせて、お客様のコンプライアンスのために勉強を続けましょう。

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