おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる11年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

相撲協会の暴力事件雑感

このところ、大きなニュースとなっている相撲協会の暴力事件ですが、私には度を超したパワーハラスメントのように見えます。
門外漢の私が軽々に発言することでもないとは思いますので、あくまでも半分野次馬の個人的感想です。宴席とはいえ、「指導のつもり」で上位にある人が無抵抗(だったらしい)の下位の人に暴力をふるったわけですから、もし、会社などでそれが起きたら明らかにパワーハラスメントです。
周りにいた人たちもすぐに止めようとはせず、かなり殴った後に止めたらしいので、もし本当にそうであるならば、傍観者も同罪だし、集団でのいじめとも言えます。もちろん、真相はわかりませんので、これから警察当局や相撲協会の発表を待つしかないでしょう。
この事件については、被害者の師匠である貴乃花親方が沈黙を貫いているため、最初は加害者の日馬富士が悪いという論調だったメディアが、貴乃花親方の態度が悪く問題を大きくしているかのごとくの論調になったりして、メディアも相変わらずだなと思います。

被害者側の判断で暴力事件として警察に委ねた以上、軽率にメディアにしゃべることなどできないというのは常識的な判断だと思います。
組織の一員として組織の調査に応じる義務があると規則もあるとのことですが、それを承知していてもなお調査に応じないとするのは、それなりの理由があるのでしょう。
例えば、有名老舗企業の出身地が同じ社員同士の懇親会の席で、先輩が後輩の日頃の態度が悪いと説教をしていて、態度がどうも気にくわないとお酒も飲んでいたことから激しい暴力行為を行い、仕事に支障がでるようなケガをさせてしまった。
それを知った被害者社員の所属部署の上司が、どうみても尋常のケガではない、これは社内的に片付けるような問題ではないと判断して警察に被害届を提出した。

被害者社員は休業を余儀なくされ、会社の事情聴取にも応じられるような状態ではなく、被害届を出した上司も、どちらかというと穏便にすませようとして加害者側の行為を矮小化するおそれのある会社側とは話さない方がよいと判断して警察にすべてを話し、後は沈黙する。
そういうことがあっても、何ら被害者側を責めるような理由はないと私は思います。
特に、第三者が入らない席での事情聴取は「言った、言わない」の世界になりがちです。記録を作成して双方が合意書のような形で残せればよいですが、会社側が事を穏便に済ませようとする意図が強い場合や、被害者側が会社に不信感をもっている場合などは、しかるべき第三者を同席させて事情聴取をする配慮なども必要だと思います。
どんな事情があったとしても暴力により人を黙らせたり、自分の言うことを聞かせるという行為は許されません。それが大前提です。
その大前提を否定するような組織は最悪です。他の横綱も同席していたそうで、私は、場合によっては、同席していた力士の責任も追及されてもよいのではないかと思います。万歳三唱している場合ではないんじゃないの?と思うのでした。

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