おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる11年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

気持ちを引き締めて

当地はこのところ毎日青空です。昨日は夕方から夜にかけて雨となりましたが、今朝も初冬のこの時期らしい澄んだ空気感があります。
さて、社会保険労務士を規制する法律として社会保険労務士法があります。それに付随して規則などもあり、当然私たち社労士は日々それらに違反しないように留意しつつ業務を行わなければなりません。しかし、法律条文というのは、きっちりかっちりすべてを規制した具体的な文章となってはいないため、解釈の余地がでてくる場合が多々あります。
社会保険労務士法でも第1条の2において、「常に品位を保持し」、「業務に関する法令及び実務に精通して」「公正な立場で、誠実に業務を」などの文言が散りばめられていますが、守備範囲である労働・社会保険諸法令すべてに精通するのはほぼ不可能ですし、「品位」にもかなり主観が入りやすいところです。
その他にも日々の業務に直結して守るべき事項があり、それを思い起こさせていただける場が、5年に一度履修を義務づけられている「倫理研修」です。私も先週土曜日に3時間半の研修を受講し、あらためて
気持ちを引き締めることができました。

この研修は平成19年から始まりました。社会保険労務士が職業として社会的に認められ、その言動が様々な面で影響力を及ぼしているであろうと想像されますが、もし、一人の社労士が倫理規範に外れるようなことをしたら、その「悪評」は社労士全体に及ぶおそれがあります。
それは、私も仕事をしていて感じることがあります。セミナー講師を務めたことがありますが、受講される皆様は鈴木という私個人の話を聞きにみえるのではなく、「社労士の鈴木」または「社労士の人」として私を見ていらっしゃいます。
私がもしだらしない服装をしていれば、「社労士ってあんな恰好していても許される業界なのね」と思われてしまうかもしれません。
また、雑誌に原稿を書かせていただく場合もありますが、間違ったことや法律的に知見の低い文章を書けば「社労士ってたいしたことないな」と思われてしまうかもしれません。
私が社労士として日々仕事を行うことは、私個人だけの問題ではなく社労士業界全体に常に連動しているわけです。

連合会もそのあたりのところを感知して、ある種の危機管理として研修を義務づけたのだろうと私は解釈しています。そんなわけで、特に、最近はネットで発信する社労士も増えているため、営業用に倫理に外れるような文言を出している社労士も散見されることなども講義内容に盛り込まれていました。
倫理研修は今回が3度目でしたが、講師の先生は埼玉県社労士会の会長も務められた同じ支部の大先輩で、ご自分の経験談なども交えて歯切れよくお話しをしてくださいました。初冬の空気と同様、気持ちが引き締まった良い研修だったと思います。
私は、開業12年目に入りました。干支でいえば一回りしたことになります。気持ちをあらたに、開業したての頃思っていた「一歩ずつ前へ」を忘れずに進んでいきたいと思います。

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