おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる11年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

限定正社員の時代

当地は、雪が舞い始めました。今日は、大雪の予想ですので、私も早めに帰ろうかと思案しています。
さて、今月、所属する社労士会の研究会で「限定正社員」について議論する機会がありました。限定正社員とは、地域限定、時間限定、職種限定など、今までの正社員の「会社の命令によりどこでも勤務する、残業、休日出勤もする、職種も指定された職種に就く」という原則から外れる働き方です。少子高齢化の進展により労働力人口が減る中で、働き手を増やすためには、今までの正社員像だけを求めていたのでは、働き手は増やせません。
会社側のニーズを押し付けるだけではなく、労働者側の事情も考慮して多様な働き方を認めないといけない時代になったということだと思います。
私の関与先でも介護、育児、病気治療などのための短時間勤務制度(正社員のまま短時間勤務に変わる)を創ったり、高齢になってからも働き続けることを認めるなどの会社があります。

結局、昔の正社員のイメージは崩れつつあるのかもしれないと思います。また、そこに固執していては企業の未来は多分ありません。
労働契約法の「5年ルール」がそれに拍車をかけているというような議論も先日ありました。
パートだった人が更新を続けて5年を超えると本人の申込により無期契約に転換するのですが、優秀な人ならついでに短時間の限定正社員にしようという動きなどがあるようです。
正社員として、福利厚生やその他の手当なども正社員と同じなのかなと思うと、会社によっては、そうでもない会社もあるようで、そこで新しい階層ができてしまうというような話も出て、興味深かったです。
私のイメージとしては、「正社員」というからには正社員と同様で「限定」するところに関してだけ違うというイメージでしたが、会社内で正社員のワンランク下位のような扱いになる場合もあるようで、それはちょっと違うのではないかなと疑問に思いました。

会社内で正社員と限定正社員による階層を作るのは、雇用管理としてはどうなのかと思います。区別するのはよいのですが、差別するのはよくないのではないかと思ったからです。
正社員はみな対等な関係であり、地域、職種、時間、その限定はあっても他の待遇で違いを作るのはどうなのかなと思います。
だって、限定のない正社員の方が会社に貢献しているでしょと考えるとしたら、それがそもそも時代に合わない考え方なのではないかと思います。
会社に貢献してるかどうかは、その人の仕事により評価されるべきで、会社に都合がいい人がどうかで判断されるべきではないと思います。
働き手が減る中で、企業も従来の考え方を変えていかないと立ち行かない時代がきたなと感じています。

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