おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる11年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

表現方法について考えた日

 当地は桜が満開で、春爛漫です。
昨日は、絶好のお花見日和でしたが、社労士会の毎年恒例の行事である自主研究部会の発表会でした。15部会ある部会が三部会ずつ交代で勉強の成果を発表するもので、私は発表部会ではありませんが、所属する部会のリーダーを務めているため、主催者側委員として朝9時前から会場入りして、発表会の後、懇親会にも出席して、その後旧知の他部会のリーダーや元リーダー、その他飲み足りない連中と連れ立って二次会にも行ってしまい、帰宅したのは夜9時半過ぎというハードな一日となりました。
例年同様、発表会には、近隣の都県会の会員も40人近く参加されて盛況でした。
私が入会したころに比べると、プロシェクターを使って、大きな画面に内容を映しこんだり、自作のビデオで会員が演じる寸劇をはさんだりして、発表形式も、工夫をこらしていました。10年あまりの間に進歩したなーと思います。
それでも、私が一番すばらしい発表だったと感動すら覚えた発表は、そのような最新機器は一切使わず、発表した会員がご自身で書いた原稿を一人で淡々と読み上げるという、昔ながらのシンプルな発表形式だったのです。

 身よりのない末期がん患者の方の障害年金の請求についての実体験を述べたものです。40分ぐらいでしたが、障害年金の基本的なことからがんになった場合も要件に該当すれば障害年金を受給できることや、実際に受給するまでの経過など、とてもわかりやすい発表でした。
というより、原稿を読み上げるだけなので、最初、それを聞いて三部会最後の発表だったため、大変失礼ながら、「絶対眠くなる」と思いました。
ところが、淡々と読み上げられる話の内容に引き込まれ、眠くなるどころか、最後まで興味深く拝聴することができたのです。

何故、私は眠くならなかったんだろうと、不謹慎にも眠くなるのが当たり前みたいですが、内容もさることながら、それについて考えました。
あらためて、今日、昨日いただいたその発表の資料を見てみると、原稿そのものが非常に読みやすくわかりやすいことに気がつきました。
生涯独身率が年々高くなっていますし、少子化で結婚して子供がいても最後はひとり暮らしというのは珍しいことではなくなりました。
がんも罹患する人が多い病気です。テーマが今日的であるということもありましたが、やはり、この原稿そのもののもつ人を引き付ける内容の力だなと思いました。

通常、ものを書くときにはどうしても言葉づかいが固くなりがちですが、この方の文章はやわらかくスムーズに流れていきます。かと言って話言葉のようにくだけた感じではなく、きちんとした印象を受けます。
うーん。素晴らしい。最新機器を使わなくても骨太の内容と、それを伝えるわかりやすい表現があれば、十分に思うところを伝えることができるのだなと思いました。
刺激的な体験でした。


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