私が社労士会に入会したのは2006年9月のことです。
翌月の例会で社労士会の事務所の賃貸借契約が平成21年4月で切れるので、1.現行のままとする。2.別のビルに借り替える。3.自前で購入する。 どれがいいか意見がありますか? という問いかけがありました。
今思うと随分空気が読めていなかったと思いますが、私は社労士会の例会は皆で意見を言い合う場だとばかり思っていたので、
「今の事務所はあまりにもお粗末、賃貸にしても自前にしてももっと良い場所を入手するべし。それが社労士業界全体のイメージアップにもつながる」
というような意見を出しました。
新入会員のおばはんが手を挙げてそんなことを述べたので、居並ぶ先輩方はさぞやびっくりしたことでしょう。
その後にあった新入会員歓迎会の席で、さらにダメ押し的に
「労働相談など悩みがあって来た人も、あのビルではますます気分が沈んでしまう」というようなことを言ってしまい、一部ではひんしゅくを買い、一部ではおもろいおばさんが入ってきたと感じた方もいたようです。
そんなことも懐かしささえ感じるぐらいに月日が流れているのに、その後もその議論は終わらずまだ延々とやっていたんだということが、最近県会のHPの会員専用サイトを見てわかりました。
事務所管理・検討委員会なるものがあり、いろいろと活発に議論されているそうですが、結局結論は次年度に持ち越すとありました。
うーん、簡単に結論が出せる問題ではないというのは理解できますが長いですね。
私がかなり悪く言っているので、知らない方はどんなにぼろくてどうしようもないビルなのかなと思われるかもしれませんが、古いことは古いですがそこまでひどくはありません。
ですが、以前安全衛生に明るいベテランの大先輩とも言える会員が、
「あのビルはアスベストに対する対応がなされていない」
などとおっしゃっていたので、そういう面でも引越しを考えた方がよいと思われます。
何よりも、私が考えるのは「社労士会のイメージ」ということです。
特別に見栄を張る必要もないとは思いますが、労働相談などで初めて社労士会を訪れた人が、古くてちゃんとした洗面所もないようなビルに社労士会があることを知ったらどう思うでしょうか。
「ちゃんとした洗面所がない」というのは、各階に1個だけのトイレがあるだけで、普通のビルのトイレに付随してついている鏡のついた洗面台などがあるスペースが一切ないということです。
もちろん、トイレが1個しかないから男女の区別もない。(事務局のある階だけ女性専用としています)
社労士会というのは、お金がないのかなと思うか、事務所環境ということに対して鈍感だと思われるか、いずれにしてもあまりいいイメージは持たれないということは必至だろうと私は思います。多少、悩み事があって来ているわけですが、気持ちを引き立てられることもあり得ないでしょう。
逆に、清潔で居心地のいいビルに入っていたら、気分的にも多少ホットするかもしれないし、社労士会全体は多少余裕がある組織なのかなというようなイメージを持つかもしれません。
でも、大先輩方によると昔はもっとぼろい建物だったというので、古くからの会員は現行でもそれほど悪くないと思っていたりするようです。人の感覚というのは様々なのだなあとつくづく思ってしまいます。
前述の委員会では現状で不便は感じないという意見もあるとのことですし、県庁に近く駅から徒歩7〜8分ですから立地条件はなかなかよいのですが、私としてはお金がないわけじゃないんだから、それなりのビルに移ってほしいなあと思っています。
今、不動産は相当値崩れしているらしいですしね。
多分、委員会ではそんな意見も出ているとは思うのですが、組織が大きくなればなるほど簡単にはいかないのでしょう。
それにしても、もうそろそろ結論を出したっていいのになあと思うのでした。
各都道府県にある社労士会の事務所ってどんな所なんだろうと興味が湧いてきた私でした。

